開かない病院の前で

かれこれ10分以上は立ち尽くしている。

めまい。
もう、本当にいい加減にしてほしい。

知らん初診の病院前で、午後の診察20分前。
ひとり、立ち尽くしている。


先日の歯医者は一件落着。
もう、歯医者の話は書かんでいいやと思うほど、めまい。
引っ越して来て内科の良い先生に会えた。めまいも。
が、予約が今週末入っているし、とりあえず、耳鼻科。

「えっ、なぜ耳鼻科へ行っていないの?まず耳鼻科でしょ、って言いませんでしたっけ。」
と、
心療内科の先生に、耳鼻科へ行かない意味不明さを問われた為、耳鼻科へ来た。

えぇ、耳鼻科、わかってますとも。何も診断つかず、治療できずお金がとんでいくことを。
でも、とりあえず行ったほうが消去法って事ですよね。
嫌な思いをしたから、行きたく無いんですよ、耳鼻科。

武蔵境の某、耳鼻科で、
喉の違和感を診ていただく際、
「こんなにブクブク太ってんだから喉の癌とか無いから、大袈裟だなぁ、ったく。」
と言われ、(イケメンおじいちゃん。痩せてる。)
手に取ったキシロカインスプレー。

えぇ、これでもクリニックに居たんですよ。
それ、麻酔ですよね!!
そして嫌な予感的中で、無言で鼻に突っ込まれるキシロカインスプレーからのカメラ。
「なんだ、この子(30代後半)、右鼻つまってるぞ」
といい、左鼻に突っ込まれるカメラ。
(あい、それは、勤務先の美容外科にて新しいプロテーゼを実験で入れたら出てきちゃったあとですねん)
と、モゴモゴ喋ったらオエってなっちゃった。
「あーちょっと!喋んないで!」
(えー!!)
「ほら、なんもねぇよ、癌だったら食べられなくて痩せるんだよ、ったく。」
(ガンかもとか、ひと言も言ってねぇけどー!!)

結果→「喉、気のせい。もっと痩せてきたら再診」
想い→「ごめんなさい。太っててごめんなさい」



本日、船橋の空の下。
天気、快晴。
仕事、無し。
ストレス、申し訳ない程無し。

なぜ、強烈なめまい。

酔っている。酒ではなくて、めまいで吐きそう。
ふざけんな、こないだは偏頭痛。
昨日は、下痢。
今日は、めまい。
泣けてくる。

甘やかしてくれる親友グループにラインするも、既読にならず。
彼女ら社会人、専業主婦、子育て真っ只中、平日の昼間、お忙しいようだ。
日陰は寒い。
あと18分。
15分前から受付との事で耐える。


しかし、開かず。
シャッターに近付いてみる。

開かず。
(そーゆー自動ドアあるじゃん)

ちょっと触ってみる。

開かず。
(そーゆー自動ドア以下同文)

そして東京取引証券所も終わる15時。
イオンの株が上がってるラッキー。

開かず。

えぇ、、、ちょっ、、、めまいで立ってられねぇんだけど、、、

と、看板によりかかる。

ふと目にとまる、水曜 午前☓ 午後☓。

そう。私は、休診日の病院前で、22分立ち尽くしてしまったのだった。

空は青い。